【活動報告】東海教区青松会錬成道場

東海教区青松会錬成道場

開催場所:大本本部「天恩郷」
日  時:2023年6月11日

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2019年の錬成道場(松香分苑担当)を最後に、翌年から開催を見送っていましたが、令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置づけられたため、4年振りの錬成道場を天恩郷を会場に開催しました。開催の前に、お礼拝を行った後、前田茂太東海教区特派宣伝使により、参加者全員へのお取り次ぎが行われました。その後、堆肥場見学と神饌田の献労作業を組み込んだ一日のプログラムを確認し、参加者はすぐにマイクロバスで移動しました。

東海教区青松会錬成道場お取次ぎ

最初に堆肥場を見学し、大本本部農事部の小川潤様から現在の堆肥場の状況などの説明を受けました。また、個々人で発酵堆肥を作れることや、堆肥材料の木材を藁(わら)に置き換えることで完熟発酵までの時間を短縮できること、さらに小規模ながらも仕込み可能な木枠の作り方などを教えていただきました。

東海教区青松会錬成道場堆肥場

 

神饌田の献労では、駒形康義大本本部青松会副会長に指導を受け、水の中に生えた田草を引き抜く体験をしました。参加者は一列になり、田んぼの端から一歩ずつ進みながら、両手で水中の稲と稲の間の土をかき回すように田草の引き抜き作業を行い、約1時間で心地よい汗をかきました。

 

東海教区青松会錬成道場田草引き

 

東海教区青松会錬成道場講義

 

天恩郷に戻って昼食後、「食と農について」のグループ討議が行われ、家庭菜園、お土の尊さ、土づくり、農薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品などについて、各グループで意見を交換し、安心安全な食への研鑽を行いました。参加者の中には、家庭菜園をしていない方や、食べ物や飲み物が安心安全かどうかを気にせずに口にしていた方も見受けられましたが、意見交換の中で真剣に耳を傾け、これからは注意する意識を持つようになった方もいました。
続けて、の鈴木林太郎大本本部青松会長から総評をいただいた後、お礼拝をして閉会・解散となりました。有意義な討議となりました。

三重主会 菊池記