大本聖地の風景
コラム

「笑いは天国の門」

笑いで免疫力アップ

日本では「笑う門には福来る」という諺が有名ですが、ドイツでは「三べん薬を飲むより一ぺん笑うほうがよい」、アイルランドでは「たんと笑ってたんと寝れば医者はいらない」、中国には「一笑一若一怒一老」、など世界でも笑いの有効性に関する言葉が数多くあります。「日本心身医学会」の生活習慣病患者を被験者として行なった調査では、喜劇を見て大笑いした後には、病気への抵抗力を示す免疫機能が活性化し免疫力が向上することが分かっています。
健康を保つには「免疫力」を高めることが重要です。「睡眠・食事・笑顔」は免疫力を高める効果があると言われています。「睡眠・食事・笑顔」を日常生活に積極的に取り入れ、免疫力を高めウイルスを寄せつけないように心がけましょう。
大声で笑える状況にないときは、笑顔を作るだけでも効果はあります。また、心の底から楽しく笑い、悲しいときには大粒の涙を流し、歌を聴いたり歌ったり、好きなことに没頭することで免疫力を上げることができます。難しい理屈を抜きにお腹を抱えて笑っていると、病気のほうから遠ざかっていきます。

 

 

NK(ナチュラルキラー)細胞

NK(ナチュラルキラー)細胞は、自然免疫と呼ばれる、生まれつき身体に備わっているしくみの一つで、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃します。NK細胞は、がん細胞を攻撃する免疫細胞の中でも、能力に優れ、私たち人間にとって非常に重要な細胞です。

 

NK細胞を強くする方法

① 毎日7〜8時間の睡眠
② 心身両面のストレスと過労を避ける
③ 心配・不安・悲しみなどを、なるべく短く乗り切る
④ 憂鬱感が長く続くときには、早めに専門医に相談し回復を図ること
⑤ 適度な運動を毎日、すくなくとも週3回実行する
⑥ 自分の好きなことに打ち込む
⑦ 体内のNK細胞が癌を食いつぶすイメージトレーニングをする
⑧ 面白いことがなくても、いつも表情だけでは笑顔を心掛ける
⑨ 面白い話を聞いたり、自分でも考えたり、話たりして楽しく笑う
(伊丹仁朗すばるクリニック院長)

 

大本のみ教え

つねに腹の底から笑い得る人間ほど、神に近いのである。神の国は笑いに充たされている。(『信仰覚書』第一巻「笑う人間ほど神に近い」 出口日出麿著)

 

いよいよここに心の岩戸は開け初めて、さしも難病の足の立つたのも、笑ひと勇みの効果である。神諭にも、『勇んで笑うて暮せ』と示されてある。笑ふ門には福きたる。泣いて欝いで悔んで暮すも一生なら、笑うて勇んで神を崇めてこの世を楽しみ暮すも一生である。天地の間はすべて言霊によつて左右さるるものである以上は、仮にも万物の霊長として生れ出でたる人間は、この世を呪ひあるいは悲しみ、あるいは怒り憂ひ艱みの禍津の心を取りなほし、いかなる大難に遇ふも迫害に会するも、決して悔み悲しむべきものでない。勇めば勇むだけの神徳が備はるべき人間と生れさせられてをるのである。(『霊界物語』第五巻第三八章「回春の歓」 出口王仁三郎著)

 

ストーナ一夫人は言つている。
「すべての子供は生まれながら、第六の感覚──諧謔(かいぎゃく)の感じを持つている。しかし多くの者は、その育つ環境のためにこの感覚を鈍らされ、あるいははやくから失つてしまうものである。楽しいものを見ても、笑う──心の底から笑うことができず、にが笑いやしのび笑いすることもできない人間ほど、哀れに思われるものはない。顔面筋肉の痙攣のために、冷笑したような表情に苦しむ人のごとく、たえず歯をあらわしている必要は少しもない。が、幼い時から愛とほほえみにとりまがれて育つた子供は、じつに自然に笑い、またユーモアに敏感である。彼は苦悩の真中にあつても、あらゆる事物のおもしろい半面を眺めることができる。彼はつねに楽天家である。そしてこのことは、世の中で成功する。男も女も、楽天家であるという事実を証明するものである。真の厭世家が勝利をうることはけつしてない」と。
実際、夫人の言つているように、「笑い」くらい人間生活にとつて貴いものはない。「笑い」は人間の本能である。ことに日本人は一般にユーモア好き、喜び好きで悲しみが嫌いだといわれる。われわれはいつまでも、ペシミズムの暗い室のなかにうめいている必要はない。「温かい笑いの波は一座を漂わす」ということがある。法悦の歓びは終に笑いとなる。笑いは天国を開く声である。福音である。しかし笑いは厳粛を破るもののようだが、その笑いが徹底すると、また涙がでるものだ。笑い泣きの涙が、もつとも高調された悲哀と接吻するような感じがするものだ。しかし法悦の涙と落胆悲痛の涙とは、天地霄壌の差あるはもちろんである。人間の笑う時と泣く時と、顔面の筋肉が同じように作用することを思うと、善悪、歓苦、笑哭不二の真理があやしく光つてくるようである。(「昭和青年」昭和7年12月)(『出口王仁三郎著作集』第三巻「愛と美といのち」)

 

東海教区特派宣伝使 前田茂太