コラム
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「宗教2世問題について」
信仰継承の目的 人生には、仏教用語に由来する言葉で「四苦八苦」という苦しみがあります。 人間として避けることができない「生・老・病・死」の肉体的な苦しみと、生きていく上で生じる「愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦」の…
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「悪平等」
「差別」と「区別」 「区別」とは物事の客観的な違いを認識し、それぞれが本来持っている個性や特性の違いで分けること。 「差別」とはその違いに合理性のない価値観を持ち込み、性別、人種、病気、住んでいる場所など、本来持っている…
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「認知症の状態をどのように捉えるか」
人間の本体は精霊である 大本の教典『霊界物語』には人間の身体(肉体)について次のように示されています「その精霊は、すなはち人間自身なのである。要するに人間の躯殻は、精霊の居宅に過ぎないのである」(『霊界物語』第48巻)。…
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「霊界探検」
大本三代教主補 出口日出麿 本名は、高見元男といい明治30(1897)年、岡山県倉敷で生まれました。幼少の頃より霊的感受性が強く、人生の壁にぶつかり神を求めた青年時代の悩みを記したものが『信仰覚書』と『生きがい』シリーズ…
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「ワカヒメギミノミコト」
出口なお大本開祖のご神霊 「ワカヒメギミノミコト」は、出口なお大本開祖の神霊で大本の教典では「稚姫君命」「稚姫岐美命」「若姫君尊」「稚日女岐美尊」「若日女君命」などの漢字があてられ登場しています。 「ワカヒメギミノミコト…
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「型」の大本
「型」の大本 大本が説く原理の一つに「型」という概念があります。 国祖国常立尊は、世界の修理固成を行うにあたり、はじめに、雛型として日本の国土をつくり、これを世界に移して修理固成されました。 「日本」→「世界」→「宇宙」…
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「七社参り」~弥仙山岩戸ごもりから弥仙山岩戸開き~
七社参りとは 草創期の大本では、出雲火の御用、元伊勢お水の御用、沓島・冠島開き等、出口なお開祖による“出修の神事”が次々と行われ、明治34年の弥仙山岩戸ごもり、同36年の弥仙山岩戸開きの神事へと続きました。 “七社参り”…
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「霊主体従」と「体主霊従」
霊主体従の原理 宇宙間には、正反対の性質を持つ二元が存在します。大本の教えでは、この相対的二元を陰陽、水火、霊体などと呼んでいます。 この相対的二元はどちらも重要で軽重の差はありませんが、秩序整然たる活動をつづけるために…
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「生きる力と考える力を育むために」
「天授の真理」 人類が、今日のような高度な文明社会を築き上げることができたのは、高度な教育システムがあったからこそです。どんなに優秀な素質をもった人間でも、教育を受けることができなければ、その能力を発揮することはできませ…
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「われなる精霊と守護神」
〝われ〟なる精霊 〝われ〟なる精霊とは、人間の本体となる精霊で、死後、中界で善悪を審判される主体的精霊です。 〝われ〟なる精霊は、現界に生まれ、さまざまな経験を積み、生涯をかけてさまざまな悪と戦い、それらに打ち克つことで…