松葉茶ってご存知ですか?
松葉茶は今のように十分に薬のない昔からそれぞれ松の種類は違いますが、日本だけでなく中国や朝鮮半島、北米でも飲まれていたようです。
松葉茶が血液をきれいにし、抗酸化作用があるとして注目されています。
今回は、その松葉茶の成分や簡単な作り方とあわせて免疫力をアップするために必要なことについてお話します。
松葉茶とは
ところで、松葉茶とはどんなお茶なのでしょうか。
中国では仙人が長寿の秘薬として摂っていたという言い伝えがあり、日本でも民間でよく使われていたそうです。
松葉茶として日本で主に使われているのは、アカマツです。
アカマツは葉が柔らかく風味もよいとされています。
では、いったいどんな成分があるのか、みていきましょう。
松葉茶の成分は
松葉はその細い葉のなかに、たくさんの栄養素が含まれています。
主なものを上げてみますね。
- シキミ酸
- ビタミンA、C、K
- 鉄分
- ケセルチン
- テルペン精油
- 葉緑素(クロロフィル)
シキミ酸はタミフルの原料にも使われている成分で解毒作用があり、抗ウィルス剤や寄生虫感染症の薬として使われている成分です。
松葉のような身近な植物にシキミ酸が含まれているとは、何とも心強く感じられますね。
ケセルチンは玉ねぎなどにも含まれる、ポリフェノールの一種で血流改善や、動脈硬化を防ぐ効果があるそうです。
ビタミン類や鉄分はもちろん、体に必要ですよね。
リラックス効果や炎症を抑える効果が期待されるテルペン精油、葉緑素であるクロロフィルは血液浄化作用やキズを直す作用を持っています。
昔から体に良いとされるものは、やはり良いものが入っているんですね。
静岡県立静岡農業高等学校 食品科学部の研究では、松葉の抗酸化力が強いことを検証しています。
⇓詳しくはこちらです。
「松葉成分が持つ抗酸化作用の分析」(第30回 鈴木賞 準賞 第51回静岡県高等学校生徒理科研究発表 最優秀賞受賞)
松葉茶は作れる?
松葉茶で検索すると、様々な商品が売られていますね。
作り方もいろいろです。
そのなかでも一番多くみられるのは、松葉を洗って干したあと、やかんで煎じるという方法です。
詳しくはこちらの動画をご覧ください⇓
ところで松葉茶の味、気になりますよね。
松葉の風味そのままの清涼感があり、くせのない味です。
温めても冷たくしてもおいしくいただけます。
なかには松の風味が苦手な方もいらっしゃいますが、強い味ではないのでお茶や麦茶に混ぜれば気にならないようです。。
免疫力を強くできれば安心が増える
自己免疫力を上げることは、感染症の予防や生活習慣病の予防においてとてもたいせつといわれています。
私たちは日々、ストレスやアレルギー、感染症などのリスクを抱えています。
一方、医学の発展もめざましく様々な医薬品やワクチン、治療法による恩恵もうけられるようになってきました。
それでも、まだまだ治療法の確立していない病気や食品添加物をはじめとする化学物質の影響など解明されていない問題があります。
生活習慣病や新型コロナウィルス感染症など必要に応じて医学に頼りつつ、免疫力を上げていくことは、今後も重要になってくるでしょう。
免疫力は、規則正しい生活やバランスのとれた食事、適度な運動によってアップするといわれています。
また、よく笑うこと、ストレスをためないことも重要です。
抗酸化作用のあるといわれる松葉茶はその一助になるかもしれません。
毎日の生活に松葉茶を飲む習慣をとりいれてみてはいかがでしょうか。
松葉茶とともに良い食事のとり方もたいせつです。
⇓免疫力を上げる食事について知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
健康は生活の土台です。
皆さまが健康でますます活躍されることをお祈り申し上げます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。