たいせつなこと

雪の大本神苑と船

昨年秋ごろ、ストレスや多忙により心身ともに調子を崩してしまい心療科に通院し、療養していた時期がありました。この療養期間で自分自身を見つめなおし、考え方を振り返ることができました。

皆さんは事実本位と感情本位という考え方をご存知でしょうか? 事実本位とは、具体的に不安などマイナスな感情があったとしても、必要なこと、やりたいと思っていたことがきちんとできたかという実際に行動できたかの結果を重視する考え方です。

反して、感情本位とは自分の気分や感情に行動の質や量に対して影響を及ぼされてしまうことを指します。

私は、行動の前に「これをやって大丈夫だろうか?」という先行きの不安や、「この人の前でこういう言動をするといい顔をされないから嫌だな」といった考えが頭を支配し、まさに感情に無意識に囚われ上手く行動できない状況になっていました。

そんな自分が嫌で、人前で臆せずに発言ができる人や行動できる人を羨んだり、「苦手意識や不安を持たないようにしなくちゃ」と意識していましたが、今回カウンセリング中に「マイナスな感情は抱いてもいい。 それを抱きながらもまず実践できたという結果が大切。」との話を聞き、かなり心が軽くなりました。

日記を書いたり、繰り返しカウンセリングを受けていくなかで、考え方の癖に気付き、少しずつ変えていこうとしているところです。

体調が落ち着いた頃にふと、『みろくのよ』を読んでいるとカウンセリングで聞いた言葉が書いてあることに気付き、「大切なことはご神書にお示しいただいているのだな」と痛感しました。

どうしても余裕が無くなると視野が狭くなり、考えが凝り固まってしまいがちになりますが、『みろくのよ』一月号でも述べられているように、基本であるご神書の拝読を短時間でも実践し基本に立ち返っていきたいと思います。

緋佳里