霊界の存在を信じますか?余命わずかの家族を看取った知人の言葉

金竜海のライトアップ

突然ですが霊界の存在について考えたことがありますか?

平凡な毎日を送っているかぎり、めったに霊界なんて考えませんよね。

でもある日突然、家族に余命宣告が下ったら誰しも一度は霊界、つまり「あの世」が頭をよぎるのではないでしょうか。

今回は霊界の存在を知ることで、余命宣告されたご家族の看病に前向きになった方のお話をしたいと思います。

 

霊界とサンタクロース

ところで読者の皆様は霊界についてどのようなイメージを持たれているでしょうか。

50年ほど前、筆者が子どものころは霊界という言葉ではなく、「天国」「地獄」「あの世」という言葉で表現されていました。

明治生まれの祖母がいたこともあり、ぼんやりとではありますがこの世はあの世とつながっているらしいというイメージを持っていました。

ちょうど、「サンタクロースはいるのかいないのか」と疑いながらも「いるんじゃないかな」と思っているのと同じくらいの感覚です。

それが大人になるにつれ、「あの世」の話をまともにすることはなくなっていったように思います。

「サンタクロースはお父さんだった」といわれるように、「霊界は宗教上の話」というような感じを持っている方が多かったように感じています。

 

霊界の存在を知る

「なんか、安心した」

これは霊界の存在を知った方の言葉です。

その方は、若くして余命宣告されたご家族を看取るのに毎日大変な思いをして働いていらっしゃいました。

なんとしても生きたいともがいているご家族に寄り添いながらも、この短い生涯に何の意味があるのかとずっと考えていたそうです。

病気のご家族が亡くなる前に解決しておきたい問題や事柄が次々と出てきて、精神的にも大変だったその方は私の家のご神前に来ては、神様にお祈りされていました。

次第に病状が悪くなり、体の疲れも心配でしたが、心もすり減っているのではと思った私は、京都府亀岡市にある「宗教法人 大本」から来られた先生に霊界の存在についてのお話を聴く機会を持たせていただくことにしました。

看病する毎日の中で感じている無力感や焦りでいっぱいいっぱいの状況の中、時間をやりくりして家に来てくださいました。

そして、熱心に霊界の話を聴かれたその方は、穏やかな表情で「安心した」とおっしゃったのです。

 

霊界が存在するという安心感

「死んだら終わりだと思っていた。だから絶対幸せにならなきゃと焦っていた」

「死んでも自分というもの(魂)が残るなら焦らなくてもいいのかなと思えてきた」

 

弱っていくご家族を看病するなかで、さまざまに複雑な思いを抱いていたのでしょう。

でも霊界があると知ったことで少しずつ考え方が変わってこられました。

 

「今、私が病気の家族にできることをしてあげることが大切なんだね」

「私自身も何が何でも結果を出さなきゃと焦らなくなった」

 

その後、その方はご家族が亡くなられるまで、とても忙しい毎日を送っていましたが、迷いが無くなったことで看病にも前向きに取り組まれていました。

 

霊界を知って現在を生きる

死がすべての終わりだという考えは、とても不安なものです。

「幸せになれないのなら死んでもいいか」

「どうせ消えるなら好き勝手しよう」

という気持ちになってしまうのも仕方のないことと思います。

でも霊界の存在をはっきりと信じられると、現在の苦悩も別の見方ができるようになるのだということを、ご家族を看取った方の言葉から学ばせていただきました。

 

死後も魂は存在するとはいえ、余命宣告されたご家族に寄り添い、家族としてできることを尽くすことも大切です。

それについてはこちらの記事でくわしく解説しています。

余命宣告を受けたときにやるべきこと

霊界へどのように導かれていくかということについてはこちらの記事にて解説しています。

「三途の川」

こちらは体験談をもとにした、わかりやすい動画です。⇓

 

この世の苦労が報われる世界が「あの世」です。

そうはいっても、死を受け容れることは難しいことですよね。

でも、この世の日々を大切に前向きに生きるための心のよりどころの一つにできたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。