「余命宣告を受けたときにやるべきこと」

雲海太陽と山

膵臓がんが見つかる

今からちょうど1年前(2020年9月)、義母に癌がみつかりました。膵臓がんのステージⅣで、リンパへの転移もあり、がんを外科的に切除することができない状況でした。
膵がんは、発見された段階で末期の状態であるケースが多く、医師からは余命1年の宣告をうけました。罹患率と死亡率がほぼ同じと言われるほど予後が悪く発見と同時に余命宣告をされるということも珍しくないと言われており、義母もまさにそのケースでした。
残された治療法は抗がん剤を主体とした化学療法しかありませんでした。しかし、これらの効果も非常に限定的で、完全にがん細胞を取り除くまでには至りません。化学療法では、がんの進行を少しでも遅らせて延命を図ることしかできません。

抗がん剤が効かなくなるか、副作用で抗がん剤治療ができなくなるか、時間との戦いになりました。

 

自分たちでできること

落ち込んでいても何も解決できないので、とにかく、やれることをやるしかないと家族で腹をくくりました。
義母には、2週間に一度抗がん剤の治療を受けてもらい、お松茶お土、毎日いただく。それと、出口王仁三郎聖師のお示しに「にがり」について、「胃癌には塩のニガリを盃に一杯位一日量として飲むとよい、単に胃癌のみならず子宮癌、食道癌などの癌種には皆よい、盲腸炎、胃病、腸、口中のただれなどにも有効である。」(『水鏡』)とあるので、「にがり」も飲んでもらいました。合わせて、ご神書を拝読するように勧めました。

私ができることは、「病気平癒祈願」と「お取次ぎ」だけなので、時間の許す限りそれらを続けさせていただきました。

 

それから1年が経ち

抗がん剤をはじめて、半年間は癌が大きくなることも、小さくなることもなく、転移することもなく、現状維持の状態が続きましたが、髪が抜け落ちるなど、抗がん剤の副作用もじわじわと現れていました。
転機が訪れたのは、抗がん剤治療をはじめてちょうど1年経った頃です。定期的に行うCT検査で、リンパに転移していた癌がほとんど消えて見えなくなっており、膵臓にあったがんも小さくなっていました。医師からは、「手術ができる状態にまでなりました、めったにないことです」と、手術を勧められました。 出口直日 大本三代教主から、「お医者さんが、はやく手術した方がよいと、いわれるのであれば、早くしてもらいなさい。あまりタメラっていると、かえって悪化して、どうにもならなくなります。これは、お医者さんがいうのではない、神さまがおっしゃるのだ、と思われることです。」(『寸葉集』 出口直日著)とお示しいただいているので、義母の意向もあり、手術を受けることにしました。

余命1年の宣告を受けてからちょうど1年後、外科的に切除することができない状況から、無事にがん細胞を取り除く手術を受けることができました。

たとえ、余命宣告を受けたとしても、決して悲観することはありません。
とにかく、神さまによくお祈りすることです。

 

【参考記事】

「心と体の健康を保つ秘訣とは?」

「祝詞奏上と祈り」

「血液をきれいにする松葉茶は仙人の薬?!免疫力を上げて健康になるには」

「お土とお松の偉大な効用「潰瘍性大腸炎」が完治」

「み手代と病気お取次」

「『霊界物語』の拝読がなぜ必要なのか」

「お筆先(大本神諭)について」

 

東海教区特派宣伝使 前田茂太